(農林水産省では、この発電設備を「営農型発電設備」と呼んでいます)
一般的なソーラーシェアリングは、単管パイプで簡易的に組まれた架台が多く、実際に倒壊の事例も聞かれます。また地面と接する部分から金属の腐食、耐腐食コーティングを施してあっても、トラクターとの軽微な接触などを原因とするわずかなキズから腐食が進んでしまいます。
繊維で強化したプラスチックであるFRPは、マトリックス(不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂)の中に、強化材(ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維)が入った複合材です。単独では持ち合わせていない特性を、より強い強度で形成します。
現在、静岡県K町で約1メガワットのソーラーシェアリングを建設中です。K町では以前、他事業者によるソーラーシェアリングが台風により倒壊し、今後は許可しない方針でした。しかし弊社のFRP製ソーラーシェアリング架台設計を丁寧に説明し、行政の提示条件をクリアして、着工をスタートすることができました。
K町のソーラーシェアリングは、作物は牧草の計画です。支柱の間隔は東西南北5メートルで、パネルまでの高さは約4.5メートル、溶融亜鉛めっき鋼管支柱と梁から上部はグラスファイバーFRPとカーボンファイバーFRPの組み合わせです。施主様所有のトラクターも余裕をもって運用化可能です。
杭打ち
∅70mm溶融亜鉛メッキ銅管支柱仮組み
架台パネル仮組み。パネルの高さ約4.5m
無料収益シュミレーション
概算基本設計
土地資料確認、営農状況ヒアリング、概算基本設計、電力会社事前相談
ご契約
弊社とご契約、電力会社受給契約申し込み、農業委員会事前相談、電力会社接続工事費負担金回答
設計施工
詳細設計、詳細お見積り、電力会社接続契約締結、経済産業省設備認定申し込み、経済産業省設備認定通知
電力会社負担金支払い
工事費負担金お支払い、電力会社特定契約締結、農業委員会農地一時転用許可本申請
着工~竣工
農業委員会農地一時転用許可、太陽光発電設備着工~竣工、農地整備
売電開始
系統連系、売電開始、営農再開(土壌整備・播種・定植・管理)~収穫、収量報告
メンテナンス
太陽光発電設備メンテナンス、営農継続、収量報告、3年毎の農地一時転用更新
翔栄クリエイトでは、ソーラーシェアリングの他にも、バイオマスボイラーによる燃料代の削減や、インターネ ットを駆使した農業のブランド化(六次産業)、無農薬野菜のコールドプレスジュース販売店など、農業の未来に活かすべく、様々な取り組みを進めております。